小伝馬町の焼肉店では、旨味にこだわった厳選和牛を提供しています。和牛と名が付くものはすべて同じではなく、銘柄によっても味は違いますし、部位によっても違います。さらに深い話をすると、肉の切り方でも味は変わってくるのです。そのため、店によって同じ銘柄の和牛であっても、なんとなく味が違う気がするとか、あの店の方が好みでおいしいとかそういう話になってくるわけです。どの店も扱っている和牛のレベルが高ければ、それなりにおいしいのは間違いありません。やはり基本的にはどのような牛なのかが大事であり、牛肉についていえることは、海外のものよりも国産和牛がおいしいことは明らかだと思われます。もちろん、なかには海外のものの方が好きという方もいることでしょう。しかし、多くの方は国産和牛の方がおいしいと感じているはずです。国産でありながら、海外の物よりもお値段が高いのは、飼育環境や餌代などに費用がかかっているためです。海外の場合は輸送費がかかるのにもかかわらず、国産和牛より安い値段となっていることからも、おおよその状況が分かるでしょう。
小伝馬町の焼肉店では、素材を大切にしており、注文が入ってから肉を1枚1枚手切りをするようなお店もあります。肉を焼く直前で切ることにより、そのおいしさは機械を使ってカットしたものとは比べ物になりません。また、牛は1頭1頭によって肉質も違いますし、脂の乗り方も違っています。その辺りも見極めながら、職人は1枚1枚意識を集中してカットしていくのです。また、肉の厚さも考えてカットしています。この肉は薄くカットした方がおいしい、この肉は厚めにカットした方がおいしいなどそれぞれの肉の部位によっても変えていくのです。こうすることによって、注文した盛り合わせの肉はどれを焼いても同じレベルのおいしさになっていますし、この肉だけはやたらと脂肪分が多いというようなことはないのです。
小伝馬町の焼肉店側とすれば、この手間により人件費はかかりますし、何よりもお客様をお待たせすることになってしまいます。しかし、採算を度外視してもお客様においしい国産和牛を食べてもらいたいという思いから、店側のポリシーとしています。また、小伝馬町の焼肉店ではお客様に楽しく、気持ちよく食事をしてもらえるように、焼肉ならではの煙の問題にも取り組んでいます。設置しているのは、無煙ロースターというものであり、これを使用することで店内が煙たくなることもありませんし、洋服に焼肉の臭いが付くこともありません。小伝馬町のこだわりの店にはほとんど設置してあるので、服装を気にせずにお出かけすることができます。特に女性は急に焼肉となった際に服装のことが気になっていました。男性もスーツなどを着ているときはそう思っていたはずです。
これらの問題を解決してからは、一気にお客様が増え、客層そのものも変わってきたといわれています。小伝馬町の焼肉店の客層として、これまでは男性メインだったのですが、女性客がかなり増えたとのこと。ランチサービスを行えば、小さい子どもを連れたママ達のグループや、高齢女性のグループなどが訪れるようになり、一気に華やいだ感じになったと聞きます。夜に出掛けにくい方も多いので、ランチサービスの拡大をすればお客様もたくさん訪れることでしょう。何よりもランチの場合はお値段もディナーと比べて手頃に抑えられていますし、たくさん食べてもあまり気にならないこともあり、女性には喜ばれます。店側としても、ディナーがメインだとしても気軽に来店してもらうことにより、店のことを知って貰えますし、最終的にはディナーの集客につながることを期待しています。
